クラビットとは

クラビットは第一三共からラインナップされている抗生物質

性病治療に多く用いられている薬

クラビットはニューキノロン系の抗生物質で、第一三共製薬から発売されています。商品名はクラビットですが、一般名はレボフロキサシン(Levofloxacin)といい、クラミジアのように細菌が原因の感染症の治療に有効です。抗生物質には他にもいろいろな種類がありますが、クラビットが分類されるニューキノロン系のものは、細菌が増殖する際に必要となるたんぱく質の生成を阻害し、細菌が増殖しにくい環境を作ることによって殺菌・抗菌作用が期待できます。

クラビットはクラミジアや淋病などの性病治療によく用いられていますが、性病以外にも感染症の治療に使われていて、その活用範囲は歯科や眼科、泌尿器科や耳鼻科、消化器科まで幅広く利用されています。広い範囲の感染症に大きな効果が期待できるだけでなく、体内から感染を撃退してくれる点が、クラビットの特徴と言えるでしょう。

気になる副作用は?

クラビットを服用することで起こり得る副作用はたくさんあります。一般的なものは、胸やけや吐き気、下痢など消化器系の副作用がありますが、その他にもめまいや頭痛、アキレス腱炎などが下られます。また、人によっては赤い蕁麻疹ができたり、体中がかゆくなるアレルギー反応を起こすことがあったり、日光過敏症を発症することがあるため、もしもクラビットの服用中にそうした症状が出た場合には、すぐに服用をやめて病院を受診するようにしてくださいね。医師にクラビットを処方してもらった場合には、副作用が出にくい他の抗生物質を処方してもらうことができますし、個人輸入でクラビットを処方箋なしに入手した場合には、まず診断をした上で必要な処方箋を出してもらうことができます。副作用の中には、少し不快に感じる程度の軽度なものから、アナフィラキシーショックのように命にかかわる重大なものまで様々です。薬の服用をやめれば副作用は自然に収まることが多いのですが、場合によっては放置するのは危険なこともあるので、できるだけ速やかに病院に行くことが必要です。

クラビットは誰におすすめ?

クラビットは、細菌が原因で感染症を起こしている人が服用の対象となります。抗生物質なので、あまり長期間続けて服用してしまうと細菌が耐性を持ってしまうので、完治するまでは服用をシッカリ続けて、できるだけ短期治療を目指すのが基本となります。妊婦さんや授乳中のママさん、小児、糖尿病の人は基本的にはクラビットは服用適用外となります。別の抗生物質で治療しましょう。